大阪市北区を中心に大阪の創業融資のご相談なら
大阪創業融資サポート
運営:日下税理士事務所 地下鉄谷町線 南森町駅から徒歩1分
受付時間 | 9:00~18:00 |
---|
定休日 | 土曜・日曜・祝日 |
---|
「大阪創業融資サポート」には
利益を伸ばすノウハウがあります。
多くの有料自習室の開業、運営の経験や実際の利用者へのアンケートから、利益を上げるためのノウハウの一部を公開します!
自習室を開業するに当たって最も重要なポイントは立地条件となります。
具体的には
・どれくらいの集客が見込めるか?
・家賃はいくらか?
・近くに競合店舗はあるか?
この3つの条件のバランスを考えて慎重に検討する必要があります。
家賃の高さと競合店舗の存在を無視した場合
集客が見込める場所は以下のような場所となります。
これらと家賃、競合店舗の条件を加味した上で出店パターンを以下のように分けました。
都心や中心地に自習室を開業する場合テナントの家賃は上がりますが、その分集客力は高くなります。
ただし、競合店舗は多くなる傾向があります。
多くの社会人の利用者(資格試験受験者)を取り込めるだけでなく、ターミナル駅の場合は学校や塾帰りの高校生・大学生を取り込む事も可能です。
またタッチダウンオフィスとしての利用率も上がります。
都心は貸しビルの数も多く、その中で比較的穴場なテナントを選ぶのも一つの手段です。
(例)古いビルの上層階、駅から少し離れた場所など
競合店舗が多い事から他店舗との差別化を図る事も成功のコツとなります。
(例)料金面、女性専用、完全個室、机の広さ
※資格試験受験者とは
社会保険労務士(社労士)、税理士、公認会計士、行政書士、司法書士、弁理士、公務員試験、日商簿記、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士(宅建)、不動産鑑定士、弁理士などの各種資格取得を目指す人を指します。
「副都心」型とは、こちらで作った造語ですが、都心やターミナル駅から少しだけ外れた地域を指します。
都心から数駅程度離れた地域は、都心型に比べるとやや坪単価は下がり、その分集客力も下がります。
ただ、例えば官庁街や弁護士、税理士、社労士事務所などが集まる地域では、資格試験受験者を取り込める他、開発が止まった古い地域では賃料が大きく下がったテナントを見つける事も可能です。
(例)大阪では、谷町・天満橋・中之島・南森町・中崎町・堀江など
※その点に目をつけている他店舗も多く、競争は激しくなりつつあります。
都心・副都心以外の地域を指しますが、人口の少ない地域では難しく、住宅街の近くや郊外のターミナル駅など、それなりに人口の多い地域を選ぶ事をおすすめします。
都心型などに比べテナント家賃は大幅に下がるため価格面では有利となります。
また、競合店舗も少なく価格競争に巻き込まれる事がないため、一人勝ちになる場合もあります。
「有料自習室ビジネス」では、毎月の経費のほとんどを家賃が占めるため、できるだけ家賃の金額を抑える事が成功の一つの鍵となります。家賃を抑えるためには、以下に気をつけます。
「有料自習室ビジネス」は、現場に人を常駐させる必要がなく、人件費がかからない(少ない)のがメリットの一つですが
・新規利用者との契約
・日々の清掃業務
・緊急のトラブル
の際には現場に人を派遣する必要があります。
これは自習室利用者の中から業務を委託できるボランティアを募集する事で解決します。
そのボランティアの毎月の利用料を無料にする事と引き換えに、上記の業務を負担してもらえば、アルバイトの募集の手間もなく、また人件費を支出する事なくオーナーの業務の負担を減らす事ができます。(募集については自習室内に張り紙をします。)
「有料自習室ビジネス」の主な売上は毎月の利用料となりますが、それ以外の副収入を得る事も売上と利益を伸ばす上で大事なポイントとなります。
不動産でいう所の礼金となります。(退会時に返還が必要ないお金。)
大きな金額を設定する事はおすすめしませんが、利用者は3年くらいまでの間には必ず入れ替わりがあるため少額の設定であっても、集まればそれなりの金額となります。
大量の参考書や問題集を持ち歩く利用者にとって、ロッカーの設置は有り難いサービスとなります。
ロッカーは自習机に比べ省スペースでの設置が可能なため、一人あたりの売上金額を伸ばすためには、非常に有効な手段となります。
月あたり+500円前後の料金を目安とし、必ず設置するようにして下さい。
自習室を運営していく中で、家賃の次に大きな負担となるのが電気代(水道光熱費)となり、特に冷暖房を多く使用する夏・冬には大きな負担となります。
自習室の経営者の中には、真夏や真冬のみ毎月の利用料にプラスして「空調費」などの名目で料金を徴収される方がいます。
ただし、利用者にとっては毎月の料金が安定しない事や思いがけず追加料金を徴収された場合には不信感を与える場合がありますので、設定には十分にご注意下さい。
自習室利用者の多くは室内で飲み物を飲まれますので、自販機を設置してみては?
と考える経営者がおられますが、公道に設置している自販機に比べ、自習室内の自販機についてはそれほど売上は上がらず、電気代を消費するだけになります。
リース会社の方でもその条件でリースする会社はほどんどありません。
今の時代は近隣にコンビニがある事が多いですので、逆にコンビニ近くに自習室を設置する事が利用者にとっての一番のサービスになります。
有料自習室ビジネスが世の中に浸透しつつある現在では、単純に利用者を増やすために、または近隣に競合店舗がある場合には、更に差別化を図りサービスを向上させる必要があります。
利用者が有料自習室を選ぶ上で最も重視する点は「場所」の次に「利用料金」となり、特に近隣に競合店舗がある場合はその影響が大きくなります。
そのため、値段を他店舗より低く設定する事が契約者を増やす上で最も有効な手段となりますが、安易な値下げは収益力を悪化させる原因となりますので、できるだけ値段を下げずに差別化を図る(特色を出す)事を検討下さい。
安易な値下げは厳禁と書きましたが、それでもできるだけ月の支払いを減らしたいのが利用者の心情です。それには、一つの机を一人の人に貸し出すのではなく
・土日プラン
・平日昼間プラン
・夜間プラン
など、多様な料金プランを設定して対応する方法があります。
特に昼間は学生、夜は社会人が多い地域など、時間帯や曜日により利用者の層が大きく変化する場所では非常に有効な手段となります。
1席あたりの売上単価も割高となるため、全日利用プランよりも利益率は大きくなります。
自習室をより快適にし利用者の満足度を上げる事で他店舗との競争にも勝つ事ができます。
より高いコストを払う必要がありますが、場合によっては相場よりも高い値段設定が可能となります。
仕事上がりの社会人や一日中利用される方は、コンビニなどで買ったご飯を自習室内で食べる方もおられます。
自習室の利用者は騒音や他人の物音にとても敏感です。
利用者は大きく分けて
・筆記具しか利用しない方
→物音を立てない方
・会計系の資格の勉強で計算機を使用する方
・パソコンのキー入力をする方
→物音を立てる方
の2種類となり、両者を共存させるためには、無音(計算機やパソコンの使用不可)スペースを設置するのも一つの方法です。
ただし、ある程度広く両部屋の間に仕切りを設置できる自習室に限ります。
他にはデスクマットを使い机上の音を減らす事も有効な手段です。
毎日自習室に通う利用者にとって市販の飲み物を買う事は金銭的に大きな負担となります。
学生や資格取得を目指す社会人は追加コストの負担にとても敏感なため、無料ドリンクの提供は利用者に対して大きな付加価値を生みます。
T-falなどの電気ケトルとインスタントコーヒーやティーパックを置いているケース、リースタイプのウォーターサーバーを置いているケースなどがあります。
利用者にとって最も重要な設備は、勉強するための机と椅子になります。初期費用を多少かけても
・通常よりも幅や奥行の広い机
・長時間座っても疲れない椅子
など、快適な勉強空間を設定する事で差別化を図る事ができます。
一部の場所を限定してグレードアップさせるだけでも十分効果があります。
利用者の一部はより「プライベートな空間」で学習される事を望んでいます。
その需要に対応するため一部の席にパーテーションや鍵付きの扉を設置し、完全な個室として貸し出すスタイルもおすすめです。そのような席であれば通常よりも高い価格設定にする事が可能です。
それが難しい場合でも、各席の仕切り(パーテーション)の高さを通常よりも高く、広くする事は利用者の満足度に繋がります。
最近の有料自習室には必ず無料Wi-fiのサービスがあります。
利用者もスマホやパソコンを使ってWEB配信による映像授業などを見られる方が増えています。
そのような方にとって速度の遅いWi-fiではストレスを感じる事が多いので、なるべく高速のインターネットを導入する事をおすすめします。
古いビルや窓の広いビルは冬場は保温効果が少なく、暖房を入れていても底冷えがする場合があります。また広い場所では、エアコンの位置によって室温に差の出る場所があります。
そのような場合、ブランケットの無料貸出は非常に喜ばれるサービスです。
些細な事であっても利用者に対してより快適な空間を提供する事、そのためにできる限り気を配る事が自習室運営にとっては非常に大切な事になります。
「有料自習室」の開業・運営においては、どうやって利用者を募集するか、つまり、どのように広告宣伝するかが重要ですが、この点においても他のビジネスに比べ広告宣伝費費が安く済む事がこのビジネスモデルの特徴です。
自社の自習室のホームページを作成する事は必須ですが、内容は
・自習室内のイメージ写真
・料金体系
・詳細な場所
・問い合わせ先の電話番号や連絡先メールアドレス
程度で事足ります。
ご自身で作成されても結構ですし、業者に頼む場合でも安ければ15万円以下の費用で済むかと思われます。
作成したホームページについては、特にSEO対策やリスティング広告を行う必要もありません。
料金体系が決まり、自社のホームページができたら、次はリンクサイト(検索サイト)へと登録します。
「自習室」というキーワードや「自習室+〇〇(地域の名前)」で検索した場合、このようなリンクサイトが上位に表示されるため、利用者はそのサイトから目的の地域の自習室を選び、ホームページにアクセスをします。
リンクサイトでは「自習室.COM」などが有名ですが、基本的に料金が無料のため、できるだけ多くのリンクサイト・検索サイトに登録するようにして下さい。
自習室ビジネスにおいてSEO対策やリスティング広告が必要なく、広告宣伝費が安く済むのはこのような理由によります。
更に宣伝を行いたい方は、看板やパンフレットの作成をして下さい。
看板については可能であれば、テナントオーナーの許可を得て1階玄関に立て看板を設置して下さい。自習室利用者は、通勤の行き帰りや通学の途中にその場所の前を通る人がほとんどですので、看板の設置は非常に有効な宣伝手段となります。
また室内の写真や料金体系を記載したパンフレットを添えておくのも大切です。
近隣地域へのチラシのポスティングについては、費用の割にあまり有効な手段ではないと思われます。
学校の近くで開業する場合は、学校付近でのビラの配布は有効な手段となる場合があります。
ここで紹介した内容は、自習室の売上を伸ばすノウハウのほんの一部に過ぎません。
大阪創業融資サポートでは、融資や届出を含めた開業のお手伝いから日々の経理、売上を伸ばすためのコンサルティング、決算での節税対策まで、自習室経営者をトータルでサポートしています。
自習室経営に興味がある方は、是非当事務所までご相談を下さい。
お問い合わせフォームでのお問い合わせも24時間受付中